2016年06月17日
新商品の開発
いかにも京都人らしいやりかたである。
三国志で曹操が使った『二虎競食の計』である。
前任者男山部長は親分肌で部下に結構慕われていたから、引き継いだ部下たちからは私への反発心であろう冷たい視線を感じざるをえなかった 清數。
然し、それで躊躇しているわけにはいかなかった。引き継いだ我が部署BM課管轄の子会社AB社は衰退期の機器しかなく、累積赤字は一億円前後に膨れていた。
赤字の原因は、ライバル社の大量生産による販売価格の下落である。
先ず取り組んだのは、そのAB社向けの新商品の開発である行使價是什麼。
小会議室でBM課のメンバーを集め、これまでの本社工場へのBM課の製造依頼したAB社向けの生産台数と在庫状況、それに他社から依頼の生産状況を確認。
そこで私は、AB社の販売台数の落ち込みは、単にライバル社の大量生産だけでなく、AB社向けの機器は、商品のライフサイクルから言えば、成熟期を過ぎ、完全に衰退期のスパイラルに入っていると判断した。
この商品はこのまま衰退してしまうのか。それともこの衰退は一時的なものであるプラトー現象(註2)とすることは可能なのか實德環球。
Posted by loeiko at 18:44│Comments(0)
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